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Channel: 凡人のたわごと
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貨幣の価値 Ⅲ(改訂版)

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「貨幣の価値Ⅱ」で
物々交換から貨幣が生まれるまでの過程を見てきました。
Ⅱでは「貨幣」とは言わずに「証文」としてきましたが、
ここⅢでは「貨幣」や「資金」と言い換えます。

先のⅡで考えたのは支障なく取引ができるためには、
物々交換ができないなら貨幣という道具が必要だということです。
売るつもりで置かれているものに相当する貨幣は
国として用意しないと取引に支障が生じます。

今、ものを売ったり買ったりという最も単純な場合について
考えていましたが、実際はもっといろいろの場面で
貨幣やもの(商品)が動いています。

例えば、銀行にお金(貨幣)を預けたり引き出したりしますが、
このときにはもの(商品)は動きません。
しかし、銀行がその預かった貨幣(資金)を企業などに貸し出し、
その企業がそれを資金にして仕入れたりすると、ものが動きます。

株券に限らず、国債などの有価証券でもそうです。
その債券も売ったり買ったりするもので、商品と言えます。

株なら企業が、国債なら国がそれぞれ必要があって発行したもので
売って得た資金(貨幣)を事業や政策に使います。
これらいずれも貨幣が物や事を買うために使われます。

そしてその貨幣と平行して物や事つまり商品も動きます。
形のないサービスも「事」として「商品」と言えますし、
労働力も「事」として一つの「商品」と言えます。
貨幣は物や事つまり商品が動く分だけあれば事は足りるはずです。


経済なんて全く素人の凡人が書いています。
遠慮なくご意見ください。
つづく、

貨幣の価値 Ⅳ

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貨幣の価値Ⅲでは
貨幣は物や事つまり商品が動く分だけあれば事は足りるはず
と言いました。

しかし、「商品が動く分」と言ってもその量を計るのはかなり難しいです。
売れる見込みがない商品が残っていたり、
売ろうとしない商品があったり、つまり動かない商品があるのです。

一方で、市場に出ている貨幣の量も計るのが難しいです。
貨幣も商品と一緒に動ていこそ生きた貨幣と言えるのです。

金庫にしまい込まれた貨幣ももちろんですが、
預金者から預かった貨幣を日銀に預けたままの資金など、
動く見込みのない貨幣がたくさんあります。

貨幣の量と商品の量がバランスよく保たれていれば、
貨幣の価値も一定に保たれますが、
商品の量も貨幣の量も計るのが困難なら、
現実をそのまま分析するのがいいかもしれません。

国全体で考えるのか、個々の商品で考えるのか、
その他、考える基準で基礎のデータが異なり、
貨幣の価値は変動します。

ある商品の生産量が変動するごとに、
その商品の価格が変動しますが、
それは商品の方の価値が変動したと考える方が分かり易い。

貨幣の価値は、個々の商品の動きだけではなく、
また、国のその他経済の政策だけではなく、
いろいろな政策が関係しているように思います。


つづく、

相撲は日本の国技

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相撲は日本の国技だ。

モンゴルの価値観を入れるべきではない。

貨幣の価値 Ⅴ

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貨幣の価値は、国の経済政策だけでもなく、
いろいろな政策が関係しているように思うとⅣで書きました。
具体例で考えてみます。

パート・アルバイト、派遣社員など非正規雇用労働者が
働く人の三人に一人を占めるまでに拡大してきました。
さらに、労働環境も過酷になり、過労による自殺者が出るなど、
大きな社会問題にもなっています。

ここに至って労働条件の改善が社会的な要請となって、
適正な労働時間が浸透するようになりつつありますが、
その結果、労働力の不足が生じ、そして賃金の上昇を招き、
ひいては商品の価格にまで影響するようになっています。

日銀は物価2%上昇を目指して低金利政策など行ってきました。
しかし、未だ達成していないのですが、
労働力不足が引き金となって、物価が上昇してきています。
このまま行けば2%は達成するのも間もなくと思われます。

政府の長時間労働を可能にする政策が、賃金を抑制し
他の労働者の雇用機会も奪っていましたが、
それが崩れることで、商品の価格を引き上げたのです。

日銀ができるような経済政策だけでなく、
政府がしなければならない労働政策や育児政策が
経済に強く影響をするということが分かってきました。

育児政策という言葉を出しましたが、
これも少子化問題など日本の将来に大きく関わる政策で、
経済にももちろん大きな影響があると思っています。


つづく、

Costa Cordalis Kiki Eleni

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Costa Cordalis Kiki Eleni  

この曲については全く情報が得られず
現在調べているところです。
ご存知の方は教えてください。 

 「Eleni」  
ピーター・イェーツ監督による映画(1985)のタイトルのようですが、

貨幣の価値 Ⅵ

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国債は国の借金というのが常識のように言われています。
果たしてそうなのか考えてみます。

国債が有利子か無利子かで判断は異なりますが、
まずは有利子の場合で考えてみます。

国債を償還しない限りは利息は払い続けなければならないし、
普通の借金と変わりはありません。

ある政治家の方が「日本はギリシャのようにはならない」と言われたそうですが、
しかし、ギリシャにはならなくても夕張にはなります。

こういう話をすると「国債という借金もあるが、
それを返済するのに十分な財源もある」という方もあります。

だったらどうしてすぐにでも返済しないのかと言いたくなりますね。
わざわざ利息付きのお金を使わなくても、返済してしまえばいいと思います。

それをしないのは、本当は返済なんてできないのではないかと疑いたくなります。
いろいろ裏の話はあるようですが、一部公務員の横暴でしょうか。


国債が無利子の場合は実質的には日銀償還となり、
日銀が国債相当額の貨幣を市場に放出します。

これは借金ではありません。
返済する必要もありませんし、利息も付きません。
次はこの無利子の国債について考えます。


経済は全く素人の凡人が書いています。
遠慮なくご意見をお願いします。

つづく、

貨幣の価値 Ⅶ

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先に無利子の国債は借金ではないと言いました。
何しろ返済しなくていいのですから当然です。

しかし、市場に国債相当額の貨幣が放出されるのですから、
貨幣の価値は下がります。

日本の通貨「円」が対ドル100円以下だったころに、
首相の「お金を刷ってばらまく」という発言が切っ掛けで円相場は下落し
現在では110~120円と「円」の価値は下落しています。

借金ではありませんが、無利子の国債は貨幣の価値に影響します。
逆に言えば、無利子の国債を発行することで、
対外的に円の価値を変化させて、貿易取引を有利に導くこともできます。


また、最近日銀は、金融機関の保有している国債を買い入れしています。
それは市中に貨幣を放出するためで、
それでインフレを誘導しようとしているものと思われます。

このまま国債を日銀が保有しておれるなら
政府は国債の償還をしなくてもいいのですが、
日銀にあっても償還期限が来ると償還しなければならないそうなのです。

そこで政府と日銀の間で、満期が来た国債と取り換えるために
借り換えるための新しい国債を
日銀に引き受けてもらうことにしているのだそうです。

そうなれば、この日銀が買い入れた国債も
返済が必要ないようなものです。
これも、もう借金とは言えなくなります。


経済については全く素人は凡人が書いています。
遠慮なく厳しくご指導をいただきたいと思っています。
つづく、

貨幣の価値 Ⅷ

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無利子の国債は借金ではないと言いましたが、
それでも際限なく無利子の国債を発行したらインフレが止まりません。

のはずですが、あんなに日銀が国債を買い入れて、
市中に貨幣を放出しても、2%の物価上昇の目標すら
達成できてないのです。

貨幣は動いている商品の量だけあれば足りると言いましたが、
それで商品の価格が決まってきます。逆の言い方をすれば、
貨幣の量で商品の価格が割り振られるとも言えます。


ところで、日銀が買い入れた金融機関の国債に、
支払われた貨幣はどうなったと思われますか。

そのままそっくりまた日銀に預けてあるのだそうです。
その方が市中に貸し出すより利息がいいのです。

この預けられた貨幣は商品を買うわけでもなく動かない貨幣です。
だから、商品の価格には割り振られることなく、
物価には影響しないのです。

まだまだ、日本の市中には動かない貨幣が眠っています。
それらの貨幣がもっと有効に動き出せば
デフレを脱却してインフレになるのではないでしょうか。

怖いのは、それらの眠っている貨幣が動き出して、
制止が効かなくなったときです。どうなるのでしょうね。
凡人の私にはわかりません。


ミッド・ナイト・ブルー

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 オリジナルはベートーベンのピアノ曲「悲愴」の第2楽章ということですが、
正確にはベートーベンは最初の半分くらいまでで、
中間部にポップス風に別のメロディーが付けられています。
このシングルはヨーロッパで140万枚のヒットとなり、
1990年にはCDが再版されています。

これが録音された1982年ということですが、
私が知ったのはもっと後で、中古のレコードででした。
ルイーズ・タッカーという名前で憶えているのですが、
ルイーズ・タッカーというのは後で出てくる女性の名前で、
最初に出る男性はCharlie Skarbek だそうです。



ミッド・ナイト・ブルー

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オリジナルはベートーベンのピアノ曲「悲愴」の第2楽章ですが、
正確にはベートーベンは最初の半分くらいまでで、
中間部にポップス風に別のメロディーが付けられています。
このシングルはヨーロッパで140万枚のヒットとなり、
1990年にはCDが再版されています。

これが録音されたのは1982年ということですが、
私が知ったのはもっと後で、中古のレコードででした。
ルイーズ・タッカーという名前で憶えているのですが、
ルイーズ・タッカーというのは後で出てくる女性ボーカルの名前で、
最初に出る男性ボーカルはCharlie Skarbek だそうです。

心の構造 Ⅰ

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世界を分けてその個々の関係を世界の構造↓として構築しました。
その中の「心」について、さらに細かく分けてその構造を考えます。

「私の哲学の方法(出発点)」↓で、
その問題を解くために人間に「どんな機能が与えられているか」を考える、
それが哲学の出発点だと言いました。

しかし、「心」の場合は自分の心ですので、
すでに分かっているように見えます。
でも、それは誰にでも通用するものとは限らないのです。

そこで「心」を分析するための出発点として、
心が表に現れる「言葉」を心のモデルすることとしました。

言葉の中から「心」のある状態を表す単語(用言)を抜き出し、
それを分類し分析して「心」の構造をさぐります。

「心」の構造を研究する科学としては心理学がありますが、
それは「自分」の「心」ではなく他人の「心」を対象とする科学ですし、
他に脳科学や神経科学というのもありますが、
それも他人の「心」が対象で「自分」の「心」ではないのです。

その上に、これらの科学は出発点ではなく、
むしろ到達点と言えます。
すでに科学(研究)して、その結果得られた結論なのです。


つづく、

心の構造 Ⅱ

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ある心の状態が現れている言葉は、品詞で言えば
動詞とか形容詞とか形容動詞などの用言になります。

例えば、「美しい」という言葉は
何か対象に感覚的に快い感情を抱いたときに使う言葉です。

名詞の「美」では何の心の状態も表していません。
「美」では美しいと感じている心よりも、
むしろ、その心を呼び起こしている対象を指しているように思えます。

すべての用言が心の状態を表しているとは限りませんが、
心の状態は何らかの形で用言として表され、使われています。

逆に言えば用言が存在しなければその心はまだ分けられておらず、
現在のところ分ける必要がない心の状態と言えます。

例えば「理性」と言う言葉に相当する用言は、
現在のところ私は見つけることができていません。

意味的には「感情」の反対概念という感じですが、
「正しい」とか「良い」という意味に
倫理的な意味合いが加わったものという印象があります。

日本語の大和言葉になじまない言葉なのか、
外国語でも同じような位置に「理性」という言葉があるのか、
現在のところ分からないでいます。


つづく、

ハチャトゥリャン エチュード

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ハチャトゥリャン エチュード
子どものためのアルバム 第1集より

ヤフーのブログ・リニューアルの賛否

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ヤフーのブログがリニューアルされることで
家内の周辺でも大騒ぎになっています。

多くは、現状の変更についての苦情のようですが、
これまでのやり方にこだわっていると
そう思いたくなりますね。

私はむしろ逆で「そうなるならこういう時に使える」と
そのいいところをどう使うかに神経が行きます。

具体的な話をすると「その記事に関係する場所などが
自動的に付けられる」というのですが、
私が「それなら行った旅行先など自動的に案内してくれてええな」と言うと
「そんな思うか」と家内の意外な反応だった。

これまでのやり方にこだわるか、
新しいやり方に期待するかの違いですね。
私は臨機応変に乗り換えるタイプですが、
皆さんはいかがですか。

心の構造 Ⅲ

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私は世界の構造↓の中で「心」とは別に
http://blogs.yahoo.co.jp/bonjinpapa/65624548.html
記憶機能と演算機能を分けています。

この二つは「心」とは深い関係はありますが、
演算結果に心が関わることはなく、
演算機能は中立的な存在だと思います。

記憶機能は若干心が影響していそうですが、
こちらも、単に
記憶するだけで心が関わることはありません。


「心」の働きは非常に複雑で、
その構造を捉えるのは難しいですが、
幾つかの種類にまず分けることから始めます。

心の種類として何があるかは「心の構造供廚能劼戮燭茲Δ
心が現れている用言に何があるかの調査から始めました。

その結果、心の種類として、事実判断、価値判断、感情、
懸け、信疑、自我、欲望、祈り、の八つが確認できました。

ここで「信疑」というのは「信じる」と「疑う」の
二つを一緒にした私の造語です。

「祈り」というのは人間を超える何者かに対して、
何か実現を願うような心のありようで、
神や仏に対する敬虔な気持ちもそれです。

八つの心の一つ一つについて、さらに詳しく、
特に他の心の種類との関係について検討します。


つづく、

ザ・ベスト ティナ・ターナー

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ザ・ベスト ティナ・ターナー

ティナ・ターナーTina Turner、本名アンナ・メイ・ブロック・バーク、Anna Mae Bullock- Bach、
1939年11月26日 - )は、女性歌手ダンサー女優。著作も著している。
彼女の芸歴は50年以上に及び、幅広い層のファンに認められており、多くの受賞歴を持つ。
アメリカ合衆国南部に生まれ南部で育ち、現在はスイス市民権を持っている。

ウィキペディアより

この「ザ・ベスト」という曲は1989年発売のアルバムに収録されていたものです。

いらっしゃいませ

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ここは「哲学の部屋」です。

哲学で一番大切なことは
誰れそれがどう言ってるかではなく、
現実はどうなっているかです。

物理学や化学の論文で
「誰々がこう言っている」なんて文章は出てきません。
実際に誰かがそう言ってたとしても、
わざわざそれを書く必要はないのです。
ただ、事実を書けばいいのです。

ここには現実の世界のことが書かれています。
以下の興味がある項目をクリックしてください。


私の哲学の方法         なぜ生きる         「信じる」とは
         世界は一つ       心の構造(執筆中)
             世界の構造          貨幣の価値 
人間行動の位置づけ                                                  オナラ の哲学
      科学の位置づけ
                  道具の位置づけ                          目的
AI(人工知能)の将来                         クオリア
                事実を語る         太陽は地球の周りを回っている
地球は平らである               相対的に見る

事実を語る Ⅷ

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人間行動の集積されたデータとして
近年話題になっているのに「ビッグデータ」があります。
これも人間行動の「事実」を捉えているものです。

少し前になりましたがNHKで、
ある一定期間「ビッグデータ」を集積し、項目ごとに比較し、
その関連性を分析した結果を発表しました。
AI(人工知能)を使って
大量のデータの処理が可能になったのです。

思わぬ項目が関係があったりで
その意外な結果が注目されていますが、
これが「事実」であることには気づきにくいですね。

「事実」というと自分の目や耳で
直接捉えたものというイメージですが、
物理学などでも原子より小さいものは
直接捉えることはできません。
ビックデータも人工知能を介していて
直接は捉えられませんが「事実」です。

こんなことを言うと
人から聞いた話も事実ではないかと思われそうですが、
間に生の人間が入ると
「事実」がねじ曲がってしまう可能性があります。
だから信じるかどうかの問題が出てくるのです。

私はビッグデータは間に人間が入っておらず、
事実として受け入れています。
問題はそのデータをどう使うかでしょうね。

ギル・エバンス

心の構造 Ⅴ

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八つの心の状態があることを説明しましたが、
それでは実際にはそれらをどのように使い分けているのでしょう。
具体例で見てみます。(カッコ内は心の働きの種別)

ある大学を受験しようと判断したとします。
その判断は、これまでの模擬試験の結果から、
その大学への合格率が90%で、
ほぼ合格する(事実判断)と思われるので、
その大学を受験しようとしたのかもしれないし、
合格する確率は50%であったが、
いちかばちか(懸け)で受験しようと思ったのかもしれません。

しかし、どういう確率・事情であったにしても、
その大学を受験しようと思うには、それなりの理由があったのでしょう。
たとえば、自分が希望している学部がある(事実判断)とか、
あの先生に師事したい(価値判断)とか、
その大学を卒業すると就職率がよい(事実判断)とか、
良い会社(価値判断)に就職できる(事実判断)とか、
その他の判断があったはずです。

そして例えば、よい会社に就職するために、
その大学を受験したとしても、
なぜ良い会社に就職したいか、その理由には、
給料がよい(価値判断・事実判断)とか、自宅に近い(事実判断)とか、
いろいろの理由があると思います。

また給料がよいから選んだとしても、
なぜ給料のよい会社に就職したいのか、その理由はとなると、
贅沢ができる(欲望・事実判断)からとか、
好きなゴルフがいっぱいできる(価値判断・事実判断)とか、
好きな女性と結婚できる(欲望)とか、
いろいろ理由があるに違いありません。

このように、大学受験という行動一つをとっても
行動に至るまでにはいくつもの心での判断を経ています。


この記事は以前に投稿したものを訂正・加筆したものです。
心の構造Ⅵにつづく、
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